3次元計測

直接対象物に触れずに計測する3次元計測は、近寄ることが出来ない場所や触ることが出来ないものでも測定が可能なため、様々な場所で使用されています。災害場所や河川、発電所付近など人が安易に近寄れない箇所や危険な場所において特に効果を発揮します。非接触型の計測手法には、レーザーを用いるものと写真を用いるものがあります。

TLS/地上型レーザースキャナー

回転ミラーなどを介して高度なレーザーを照射し、地形や地物などから反射してくる点群データを取得することにより、詳細かつ面的な3Dモデルを作成することが可能です。i-Construction新基準の要求精度と点群密度を十分に満足するものです。

マルチビームソナー

マルチビームソナーは、送波器から扇状の音響ビームを改定に向けて発信し、直交して配置した受波器で弦方向に鋭い指向性を持つ多数の受波ビームを形成し、海底からの反射波を受信することで1度に広範囲かつ多数の点を精度よく計測できる音響測深機です。

深浅測量/水路測量

マルチビーム測深による推進データはデジタルデータであり、従来の平面図の表現だけでなく立体表現図のような多彩な地形表現が可能です。水域の地形状況を詳細に検討するために、従来とは異なる視点からの把握をするため、カラー表現などの理解し易い出力図を作成できます。
堆砂測量
マルチビーム測深器を用いた精密機器を定期的に行うことにより、ダムや湖の堆砂量を把握することができます。未測域のない正確な堆砂測量が可能になったことにより、ダムや湖全体の河床状況を比較して傾向を知ることができます。
浚渫管理
ICT活用工事のメリットの一つに3次元データによる出来形確認があげられます。3次元データにより作成されるヒートマップを用いれば出来形確認が面的に確実かつ短時間で可能になります。
構造物探査
水中構造物の状態を3次元データから把握することができます。濁りに左右されないため、水中目視調査よりも高い精度で調査が行えます。